平成30年の労働災害発生状況

平成30年の労働災害発生状況

厚生労働省から平成30年の労働災害発生状況が公表されました。

厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04685.html

労働災害とは、労働者が労務に従事したことによって被った負傷、疾病、死亡などです。

平成30年の労働災害による死亡者数は909人(対前年比7.1%減)であり、過去最少になったそうです。一方、休業4日以上の死傷者数は127,329人(対前年比5.7%増)と3年連続で増加しているという結果です。

業種別にみると製造業について死亡災害が増加しています。
死亡災害のうち、「はさまれ・巻き込まれ」や「墜落・転落」によるものが依然として多く発生した上、輸送用機械等製造業や化学工業での災害が増加しています。

 また、「平成30年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)」も公表されています。これによると、死亡者数、死傷者数ともに前年(平成29年)の倍になっているとのことです。これを機に会社のクールビズ制度についても検討してみては如何でしょうか。

厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04759.html

同省では、全国安全週間(7月1日~7日)とその準備月間(6月1日~30日)において、厚生労働省、都道府県労働局から事業場、関係業界団体等に対して、積極的な労働災害防止活動の実施を働きかけていくとのことです。
また、熱中症対策としては、「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施中です(5月1日から9月30日まで)。

私が居住している埼玉県戸田市は製造業を中心とした町ですのでとても身近に感じています。労働災害防止に向け社労士として啓蒙活動続けていこうと思います。

労務・年金相談安達事務所